Can't take my Eyes off …Who?

There's nothing else to compare

#ニチアサエピソード総選挙2018 投票ログ

こちらの企画に参加してみました。

www.jigowatt121.com

ほぼ毎年ジャニーズ楽曲大賞に張り切ってコメントを書くタイプのおたくなので、そこそこめんどくせぇ感じのコメントを考えつつ投票してきました。
…が、あまりにギリギリすぎてちょっと日本語がおかしいのは大目に見てほしいw
せっかくなのでログ兼ねてもろもろ。


なんか勝手に自分の中のベストエピソードを選出するつもりでやってたけど、投票要綱的には「印象に残った回」だったね。もうちょっとインパクト重視の選定に振ってみてもよかったのかな。

私の基準としてはこんな感じ↓


ルパパト4話「許されない関係」

明神つかさの“弱点”をめぐるフリとオチの鮮やかさが単体のエピソードとして秀逸。しかもそのエピソード自体がパトレンの核である同期コンビそれぞれのキャラクターと関係性の描写として丁寧で、ただの熱血野郎に留まらない朝加圭一郎の魅力が世に浸透しはじめたのもこのあたりだったように記憶しています。

前提としてですね、私はどうもツイッターにいるような…こういう企画に投票しちゃうようなおたくの大多数の人たちほどルパパトに“燃え”を見出しきれていないところがあって。理由もあるといえばあるけど…まぁ好みの範疇の話です。なので今回トップ10に入ってきてる25話とか42話のような話にもそこまで全力で乗り切れない代わりに、この話のような単体話としての構成のうまい話に唸っている率が高い。香村さんの脚本はウィザード後半あたりやジュウオウジャーでもそうだったけど、キャラクターの持つ微妙なニュアンスをストーリーの展開へ活かす度合いが絶妙なんだよね。それも「ここぞ!」というタイミングで。なんとなく番組的にルパンレンジャー主役で進んでくのか?って感じがしてちょっと落胆していた序盤に、パトレンジャー側のキャラクターをきっちり見せて来たこの回は印象に残ってる。

ルパパト27話「言いなりダンシング」

正気に戻った方が負けという気迫をかんじるが実際ギャグ回をやるならこれくらい振り切らないと意味が無い気すらしてくるから恐ろしい恐ろしい。

ルパパトに乗り切れないとか言ったそばからアレですけど、いやだからこそ、こういう破壊力の高い話には全面降伏せざるを得ないんですよ!!マジでニチアサの浦沢門下は毒にも薬にもなりうるしどっちに転んでも効果テキメン☆だから恐ろしい恐ろしい。好きです。ルパパトのヤバイ回としては他に#11「撮影は続くよどこまでも」・#40「心配が止まらない」・#45「クリスマスを楽しみに」あたりがあってどれもなかなかですが、わたし的には違いは監督かなと…。順に中澤祥次郎監督・渡辺勝也監督・同じく中澤祥次郎監督なんだけど、この「言いなりダンシング」の加藤弘之監督ってなんというかこう、だいぶブレーキの壊れてる演出をするところがあるというかw 中澤監督や渡辺監督はまだ「人」をちゃんと撮ってる感じがあるんだけど、加藤監督って人を人とも思わないような画のヤバさがヤバくてためらいがないのがほんとうにヤバイ(語彙消失)と思います。もちろん熱いときはきっちり熱い話に仕上げてくれる監督ではあるんだけど…どうにも、ぶっ壊れていいんだな?って判断した(と思われる)ときの破壊力が…本当に…

ビルド39話「ジーニアスは止まらない」

前段にあたる第38話「マッドな世界」で葛城巧の孤独と不信に触れた上で、その葛城巧を通して“信じられる者”としての桐生戦兎の存在を、内海、美空、幻徳、そして万丈を見つめる巧の視点を中心に描き出す構成が出色。そこからヒーローの復活という最高のカタルシスをこれでもかと盛り立てる主題歌含めた演出も冴えまくっていて、満を持しての最強フォーム登場回としても天才的。

この話の最高潮が終盤の「何やってんだよ万丈」からの「遅ぇんだよ」、そして「正義のヒーローの復活」と主題歌に乗せたジーニアスフォームへの初変身にあることは明らかなんですが、そもそもそこに至るまでの話が「桐生戦兎と関わった者を見つめる葛城巧」の視点を軸に構成されていることにこのコメントを書いてて気づいた。いまさらー!桐生戦兎が掲げた理想、桐生戦兎に突き動かされた理想を彼の仲間たちを通して葛城巧へと照射し返すことで、戦兎=巧であり戦兎≠巧であることを確認できる作りになっているのが素晴らしい。そしてその「≠」の部分を巧が理解し受け入れ、託すことで歯車が動き出して戦兎が帰還する展開も、木山くん犬飼くん両名のお芝居の力もあってたまらなかったですね。戦兎としての笑顔が胸に沁みる。

ビルド46話「誓いのビー・ザ・ワン

後半の猿渡一海の覚悟の変身もさることながら、中盤に挟まった「最後の晩餐」がすごい。例えば焼いた肉を巡るちょっとしたやりとり、アドリブまみれのギャグ込みのテンポ感、ある意味ベッタベタのド定番な手持ち花火まで、直後に待ち受けている過酷さを誰もがわかっているからこその明るさが切なく映えてくる。振り返るほどにものすごくズルい構成だと感じるエピソード。

トップ10入りした次の#47「ゼロ度の炎」へと続く一海の顛末も良いんですよ、良いんですけど、正直既定路線だなぁと思ってしまう部分があるので、私も悪魔の科学者の資質があるのでは?と思ってるんですけどー(笑)*1だからこそその確定している壮絶さの前にああいう形の「最後の晩餐」をぶっこんでくるのがほんっっっとうに武藤将吾氏信頼できるなと。似たようなところでオーズの40話「支配と誕生会と消えるアンク」での河原の誕生パーティーが大好きだったんですが、ああいう今だけの、けれど確かに今そこにある絆を描くシーンに弱いんすよねぇ…ただ実際のところしんみりしてるのは花火くらいで、やたらとテンポのいいカズミン劇場はじめ、基本ガチャガチャしてんのもビルドっぽいよね。人数分の乾杯Tシャツ作っちゃう幻徳さん好きだよ!!

ジオウ16話「フォーエバー・キング2018」

主人公の覚悟を改めて問い直し、物語の次の展開への礎とするこの時期のライダー定番イベント……と言えばそれまでだけれども、数々のレジェンド達との共演でも常にどこか超然とした余裕があった常磐ソウゴが最も揺れた“自分”と向き合いゲイツと対峙することで生まれた熱量にジオウの今後への期待を込めて。

最後に慌ててコメント書いたのでほんとに日本語崩壊してるけど(笑)上記投稿コメント以上のことも特にないけど、#14「GO!GO!ゴースト2015」のラストで門矢士へ向けた不信の目線以降、急速にむき出しになってきた常磐ソウゴの感情の振れ幅を奥野壮くんがよく表現していてとても楽しい。ジオウという番組としてはまだこれからなので、今時点でこのエピソードが番組全体の中でどういう意味を持つかはわからないけど、ターニングポイントであることは間違いないはずなので楽しみにしています!



次点は「ふたりは旅行中」「君が帰る場所」「涙のビクトリー」「マッドな世界」「ビルドが創る明日」「GO!GO!ゴースト2015」あたりかな。あるいは“印象に残る”って点にもうちょい振って考えるとやはり「ハザードは止まらない」は入るかも。良くも悪くもだけど。
久しぶりに色々考えながら自分の感覚を言語化してコメント書くの含めて楽しかったです!しかしトップ10の他のコメント見ると私のコメントはちょーっと暑苦しくてごめんって感じだな…w