Can't take my Eyes off …Who?

There's nothing else to compare

ハッピーじゃん だから言わせて

Kis-My-Ft2 CONCERT TOUR 2015 Kis-My-WORLD
2015/09/17 18:00~

  • "4th"Overture
  • Brand New World
  • Kiss魂
  • Everybody Go
  • 運命Girl
  • FOLLOW
  • Luv Sick
  • Another Future
  • if
  • 君にあえるから
  • BE LOVE
  • わんダフォー
  • Shake Body!!
  • SHE!HER!HER!
  • キ・ス・ウ・マ・イ~KISS YOUR MIND~
  • LUCKY SEVEN!!
  • Summer Lover

<MC>

  • 棚からぼたもち
  • てぃーてぃーてぃーてれって てれてぃてぃてぃ~だれのケツ~
  • アゲてくぜ!

<キスマイフェアリー>

  • ドキドキでYEEEAAAHHH!!
  • Kis-My-Venus
  • Halley
  • WANNA BEEEE!!!
  • Double Up
  • FIRE!!!
  • Hair
  • FIRE BEAT
  • ETERNAL MIND
  • サクラヒラリ
  • KISS&PEACE

Enc.

  • やっちゃった!!
  • Thank youじゃん!

W Enc.

  • 光のシグナル
  • アイノビート
  • Shake it Up
  • キミとのキセキ
  • Kis-My-Calling!


セットリストに「!」が多い!


…別になにか書くつもりもなかったしコンサートの出来としてはそんなに…っていうか!?まぁちょっとお前ら大丈夫なのって感じだったけど!?ちょっと違う話をしようとしてかるーくコンサートの話も触れようとしたら長くなったのでコンサートの感想は感想として記事を立てますw

私は昨今のキスマイさんのことはあんまり知らない、番組も特に見てなくて、たまーに雑誌の記事に目を通す、くらい、だけど。
コンサートとしては2013年の「SNOW DOMEの約束」以来、なんでほぼ2年ぶりか。なんだかもっと間が開いていたような気もするんだけど、たぶんキスマイの周りの流れがはやいのと、あとリリースペースが超早いせいだよね。気が付くとめっちゃ曲が増えているという。

色々言いたいことはあって、まずさぁ、東京ドーム4DAYSって今年の嵐と一緒じゃん!?っていうのとかさ…そもそも嵐が少なすぎな問題はあるにしても、キスマイにとってもたぶんちょっとだけ多いんだろうな4DAYS。まぁでもこれくらいだぶついてるくらいのほうが外野としては気楽に行けて助かるんだけどw ただ実際内容としてはドームクラスの4DAYSに耐えうるものではとてもじゃないけどなかったなぁというのが正直なところです。
直近1年くらいでいうと東京ドームは嵐・カツン・にゅーすで入ってますが、まぁ嵐はちょっと次元が違うにしても、他と比較してたぶん一番弱いのは全体を貫く“思想”。これが圧倒的に足りない。まぁカツンもにゅーすも今年はかなりコンセプト重視・テーマ重視の作り方をしていたのもあるけど、それにしたってとにかく“思想”が弱い。っていうかそもそも思想など無いんじゃね?って思うくらいに全体が散逸している。一応さぁ、オープニングから演出を入れてみたり、映像にちょっと凝ってみたりしている割に、それが全体の演出にほとんどつながってきてないのがどうもなぁ。「鏡の世界」とか「魔法の鍵」とか、キーワード的に入れてるものはあるんだけど、そのキーワードの上での統一がまるで取れてないんで、要所要所で「あっそんな設定言ってたねそういえば!?」ってなるw なんていうんだろうなぁ私は必ずしもコンセプトとか世界観ができていればそれで良いとは思わないけど、それにしたってこう、“こういうものを見せたい”から“こういう世界観を提示する”っていう、パフォーマンスの根拠となる“見せたい”ものがなんなのかまったく掴めなかった。個々のパフォーマンスの内容については好き嫌いがあるにしても、その“見せたい”ものがわかれば納得はするんだけどなぁ、って。そしてその“思想”がきちんと強固であれば、多少拙いところがあったとしてもそれは天井席だろうがなんだろうが伝わるはずで、ドームっていう物理的に遠い、差の大きいところだからこそ、その物理的距離を超えられる土台の思想がしっかりしてるかどうかが問われるのだと思うんだけどなぁ。
割とその“思想”の欠如の象徴が舞祭組3曲やってるとこかなと思ってて、ただでさえ今回ペア曲があるとこにそれやる意味あるかな…?って…。まぁ私が個人的に舞祭組とプロデューサーのやり方が好きじゃないのはあるけど、なんでこうMC明けとかアンコールとか、仕切りなおして何かをやれるタイミングであれ入れるんだろうって思う。あとペア曲も各々が勝手にやりすぎてて振り幅がすごくてだな…グループ内で振り幅があるのは悪いことじゃないんだけど、だったらなおさらその外の全体の枠組みをきちんと組み立てないと印象が散逸するんですよ。それはオープニングだったり、曲間の演出だったり、衣装だったりすると思うんだけど。開演前の道化師とオープニング映像と最後の手を繋いでPEACEみたいなアレがまったく繋がらないので、間にはいってるいろんなものもそれぞれがバラッバラの場所でバラバラのことしてるように感じてしまう。だったらいっそあの変に凝ったオープニング映像とかもいらないだろって。
なんかその、凝ってるとこがまるで内容に活きてないとこだったり、あとMC挟んだ中盤あたりのダレっぷりだったり、昔のカツンコンと悪いところが似すぎていて…育ちが出るな!!ってずっと思ってたんだよねw だってキスマイフェアリーとかだいたいTEN-Gじゃん!?くそつまらん映像も含めてだいたいTEN-Gじゃん!?ただTEN-Gのほうがトークはいくらか面白かったけどな!?なんかもうずっと、そうだよなぁこの人たちが一番よく知ってるドームコンってかつてのカツンだよなぁ…って変にしみじみしていたw たぶんさぁ勢いだけで突っ走れなくなってくるとさぁ意識してちゃんと考え続けてないと育ちがにじみ出てくるんだよきっと…。ただ、かつてのカツンはそもそも個人がバラバラであることに開き直ってた感があるけど、キスマイは向いてる方向がバラバラなくせに中途半端に一体感出そうとしているからさー…そういう意味ではより気に食わんね!!ハハッ!!あの人たちグループとしてどうなりたいんだろうねマジで!まぁ外野だから適当に傍観するけど!!

でもまぁ一応良かったとこ言うと、なにより外周があったところだよね!ドームであんなちゃんとした外周があるの久しぶりに見たけど、ローラーがあるからだね。そこが絶対に外れないのはいいなぁ。メインステージのローラーバンクも凝っててよかった。あれで高さ出してくるの結構面白いなぁと思ったけど、でもあれもせっかくだからもうちょっと見たかったね。あと高さといえばやっぱオープニングかな。スノドコンの時はドームのくせに高さがない!!って憤慨してたのでw 今回頭からあのフライングしてきたのはいい意味で裏切られました。足元になにもない状態であの高さまで飛んでるのあんま見たことないから、エラいなーって思ってた。
セットリスト的にはなんか前も思ったけどキスマイはカップリングとか前のアルバムの曲とかもちょこちょこ引っ張ってくるのは面白い、というかそこも割とエラいなぁと思ってる。特にカップリングは、やらないグループはほんっとにやらないからw あと本編から漏れたシングルをぽいぽいアンコールで放り込んで来るのはリリースが多いからこそできるよね。個人的にはあそこでしぇけとキミキセが来てテンション上がった~♪


で、まぁな…もうちょっと具体的な話もしとく?

私の持論は「コンサートの出来は3曲目でだいたいわかる」なんだけどそれで行くと3曲目エビバデの惰性感はちょっとねー。BNWのフライングからのKiss魂のキザ&クールさからのエビバデっていう統一性のなさはわりと今回の思想のなさの象徴のような。
見せ場としては前半のFOLLOW~アナフュあたりのダンスパート的な流れはかっこよかったけど、だからこそ演出や照明にもっと凝ってほしかった。もっとこう、見せ場やで!!!みたいなテンションにしてくれていいのよーって。あとたぶんモニターの映像がダサいのもよろしくないんだろうなぁ。映像は全体にダサかったです。ifのスタンドマイクはけっこう好きだよ。あれで7人モニターに抜かれてるときのたまちゃんがひとり異様に白くて発光してた。あとしーはーはーからのキスウマの間で、あの一瞬の暗転でがんばってトーテムポール組んでるのめっちゃかわいいw サマラバはこの日めっちゃ寒かったので水鉄砲の季節外れ感すごかったけど、玉森くんが宮田くんの頭に容赦なく水ぶっかけてるのを見て平和なきもちになりました^^
後半は個人的にはHairに尽きる…あの横にスライドする北山に合わせて影を落とすような振り付けが本当に大好きで散々少クラをリピってた記憶があるので、まったく同じ振り付けで見れたのはすごい高まった。帰りの電車で隣のおたくが「もうあんなHair二度と見れないかもしれない…!!」とか言ってて心のなかでうなずいてたわw ファイアビはまぁいまさら全盛期のあの感じは出ないの知ってるからいいんだけど、それなりにヘドバンとかしてたのは良かったです。あとETERNAL MINDの火力一点集中っぷりはなかなか思い切りが良くて面白かった。つかあの曲持ってないなぁと思ったらYOSHIOのやつか!あれ結局他で音源入ってないんだっけ?
ローラー的には前述したローラーバンクが面白かったしバンク上に設置されてたカメラの映像とかも面白かったけど。キスマイビーナスも結構好きなので久々に聞いてやっぱいいな~とは思いました。
それとまぁ噂の手つなぎはなぁ…私が今まで知ってる手つなぎって最後に名前を呼んでメンバーも手を繋いでて一体感イエー!みたいなのだったので、曲中にフライングしてるメンバーから見下ろされながら手を繋がされるのは新鮮だったw いやまぁつないでないけど…隣の人も別にって感じだったし。そもそもあのピースマークに座るフライングは曲には合ってたけどちょっと世界観には合ってないかなぁ…。ハット被ったビジュアルとかは好きな雰囲気ではあったけど。でもほんと、上空から見下ろされながら手を繋げと言われた瞬間、「はい??」ってなったわ。別に私は宗教上の理由で繋げないとかじゃないけど、なんつーか客同士に手を繋がせることで一体感を演出した気になってる安直さが嫌いなのでどこに行っても基本繋ぎたくありません。以上。

あとは今回のキモというかアルバム聞いてる段階でソワソワしてたのはまぁだいたいペア曲で、前述したような全体の中でのバラバラ感に目をつぶれば個々のパフォーマンスとしては非常に興味深かったし納得感あったんだよね。
とりあえず事前に宮玉が結婚しているらしいみたいな意味不明な情報だけ取得した状態で臨んでいたので、まぁそれが最初に来てびっくりですよね。そしてほんとに結婚式しててびっくりですよね。なんなんですかね。思わず終演後に友達に経緯をレポったけど、ほんと私なんの話をしてんだろう?って思ったからね…そもそもあれ曲自体がめっちゃその手のキャラソンっぽくない!?なんだろう宮田のせいなのかな?よくわかんないけど?でもふたりとも声が声優っぽい感じもするね?ツイッターでもちょこちょこ言ってるんだけど私キスマイの中では宮田って結構信頼してるし、あとまぁ宮玉自体も…すごく…好き、だ、し…まぁ正直だいぶニヤニヤしてるんだけども…w で、でもそれにしたってあの演出はさすがの私も笑うしかなかったよ!?マンガ本を開くのとかちょっとセルフパロディっぽいっつーか劇中劇構造みたいなところに落とすのが狙いなのかもしれないけど、多分あの子たちは自分たちが背負ってる“ガチ感”の度合いを見誤ってるw 自分で思ってるよりガチっぽいからね?もうちょっと気をつけてね?とは思いましたはい。そもそも押し倒し方とかもすごいガチっぽかったから…いや押し倒し方がガチってなんだよって話だけどだってたまちゃんがすごい真面目に受け止めた顔してんだもん!あれ芝居!?芝居かな!?たまちゃんあんなに芝居うまかったかな!?(コラ)…ただ、万一そういうガチ感もわかってやってるのだとしたら、もう手の施しようはないかなっておもうな☆
わたたいについては私は基本興味ないし曲もわりとどうでもいいので全体にどうでもいいんだけど、なんであの着ぐるみあんなにクオリティ低かったんだろう?いやいいんだけど…背中のワッペンとかも果てしなくどうでもいいんだけど…ただあのままフライングしたのと、なぜか骨のオブジェみたいなのも一緒に飛んできたのはくだらなすぎて評価するわwwwひどいwwあのフッキングのためだけにハウスの中で待機してたJr.乙やで。
そして曲聞いた段階から、これは絶対本気でかっこいいもの作ってくるだろうって思ったにかせんはもう、だいたい期待通りにかっこよかった。もう最初っからオシャレにかっこよくきっちり作りこむ!!って気概に満ち満ちた映像、メインステージを対角線上に使うステージングとおそらく千賀さん渾身の振り付け、嘘みたいにクールなニカのラップと千賀さんのきれいな歌、Jr.引き連れての花道闊歩、とか高まる要素しかなくて。個人的にちょっと千賀さんの振り付けは趣味に合わないかなぁって気がしなくもないけど、まぁあーいうのは見慣れてるかどうかってのもあるからな…。でも曲自体はすごく好きな曲だし、なによりあのにかせんが、くそがき二階堂さんとめんどくさい千賀さんが、あぁいうクールでかっこいい、だけど変に背伸びしたり威嚇したりしない曲をきちんと乗りこなしたパフォーマンスをしてるのは見応えがあったよね。しかもあれだけきちんと踊りつつもほぼ生歌だったしね!なんかあれ聞いて久々に千賀さんやっぱすげー歌えるじゃん!って思ってた。いや音源聞いてても思ってたけど。
しっかしそのにかせんの直後に来た藤北がもうなにもかもさすが過ぎた。なんだろうあれは。「証」はさ、曲としてはたぶんなんてことないんだと思うんだよ。なんだけどさ、たぶんあのふたりの声の表現力がグループの中じゃ抜群に高いせいかな、音源の段階からやたらと完成度が高くてむかついてたからw それをモニターの歌詞を見ながら聞いてると、なんか…あのふたりへの暗示のようにも思えてくるわけ。そんなふうに思ってしまったことにも自分でびっくりしたけど。それでそのあとの「FIRE!!!」でしょ?私は去年のはまったく見てないから見ている人がどう感じたのかはわからないけれど…前半でびっくりするくらいの穏やかさで隣に並んでいると思ったら、次の瞬間にギラギラ燃える対立がある、そのふたつが表裏一体で存在している、それこそが“藤北”そのものなんじゃないかっていう…あの二面性はズルいわ。演出も衣装も別に凝ってない、むしろこの上なくシンプルだししかも1曲は去年と同じ楽曲っていう条件下で、いやだからこそ、自分たちの持つものを最大限以上に効果的に見せつけてくるのがさすがすぎだしズルすぎ。にかせんが気の毒になるわあんなんw


…っていう話までたどり着いたところで、次の記事につづくー。